チラシ配りの前を通るのが嫌で仕方なかった話

flier

なぜか自分だけチラシ・ティッシュが配られない・・・

視線恐怖症だった頃、私は駅前でチラシを配っている人がとても苦手でした。

必ず通らなければならない場所にずっと立っているから避けることもできず、その人のために視線をどうするか無駄に悩まされるからです。

そして他の人にチラシやティッシュが配られる中、私には決まって配られない・・・
(「10代の女性」など配るターゲットを決めている場合もありますが、そうでないケースでも配られないんです・・・見事なまでに)

別にティッシュが欲しいわけではないのですが、その扱いの違いから
「やはり自分はちょっとおかしいんだな」
と無理矢理自覚させられているようでとても苦痛でした。

自分だけチラシ・ティッシュが配られない理由はきわめて単純だった

最近気がついたのですが、今の私はそういう場面に出くわしても何も思い悩むことはないし気まずい思いをすることもありません。
チラシも普通にもらえます。

ちょっと考えてみれば簡単な話なのですが

■Aさん
「ん?何か配ってる。新しい店でもオープンしたのかな?」

■Bさん
「うわ。何で人がいるの。もう・・・!」

あなたがチラシを配る人だったとしてどちらにチラシを配りますか?
聞くまでも無くAさんに渡しますよね。

あなたが「嫌だな」と思ったときは相手も同様に「嫌だな」と思うものです。
逆にあなたが「嫌だな」と思っているのに相手には好意を寄せてほしい(通常通りの応対をしてほしい)というのは無茶な要求だと思いませんか?

通りすがる人にいちいち好意を向ける必要はまったくありませんが、他者を避けようとしたり敵意を向けたりするのは自分にとって何のメリットもありません。

なぜこんな話をしたかというと・・・

つい最近駅前でチラシを配っている女性と目が合ったからでしょうか、女性向け美容院のチラシをもらってしまいました(女性側も「あ、勢いで渡しちゃった」という感じでした)。

勝手に敵を作って人を遠ざけていた昔の私だったら絶対ありえないことだなーと思い、本記事を書いてみました。

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