「会社の飲み会に行きたくない・・・」
「明日は会社の飲み会。憂鬱だ・・・」

近年こうした意見を目にする機会が非常に多くなりました。
私自身、会社の飲み会は一切無くても全く問題ないと考えています。

今はそれほど気にすることはなくなりましたが、対人恐怖症・視線恐怖症だったころは飲み会に参加しなければならないと考えるだけで心底憂鬱になったものです。

嫌いな人が多くいるのに一向に無くなる気配のない職場の飲み会。
苦痛と感じる人たちは今後どうすべきなのか考えてみました。


目次

【なぜ会社の飲み会は嫌われるのか】
 -理由1:気を遣うのが嫌
 -理由2:勤務時間外に行われるため、自分の時間を奪われる
 -理由3:それなりに高い参加費を自腹で払う必要がある
 -理由4:任意参加と言いながら実態はほぼ強制参加となっている

【会社の飲み会は本当に必要なのか】
 ・会社の飲み会は今の時代に合わない。見直しが必要
 ・参加が嫌なら断ってしまって問題ない。断る勇気を持とう

【(参考)飲み会の上手な断り方10選】
 -前提:事前の準備がとても大切
 -対策1:「この人は来ない人」と周囲に認識される
 -対策2:事前に休暇予定を入れる
 -対策3:家庭の事情
 -対策4:体調不良
 -対策5:先約あり
 -対策6:忙しいので乾杯だけ・・・
 -対策7:明日朝が早いので・・・
 -対策8:お金がない
 -対策9:お酒が飲めないので・・・
 -対策10:〇〇さんと折り合いが悪くて・・・

さいごに



なぜ会社の飲み会は嫌われるのか

なぜ会社の飲み会は嫌われるのか、改めて考えてみました。
理由はいろいろあるでしょうが、大まかに以下の4つに分類されるのではないかと思います。



理由1:気を遣うのが嫌

一番の理由はこれです。
ここに尽きるといってもいいかもしれません。

・上司、深い付き合いでない同僚達に気を遣いながら2時間以上過ごさなければならない。
・仕事くらいしかつながりがないのに、興味がない話(場合によっては説教)を延々と聞いていなければならない。
・(若手社員の場合)上位者に気を遣っているフリを常時しなければならない。

これは苦痛以外の何物でもありません。

もちろんあなただけでなく他の参加者だって同じでしょう。
彼らも本当は家族や気を許せる友人と飲みたいと思っているはずです。

そう考えると会社の飲み会って何のために行われているのでしょうか。
不思議な気持ちになりますね。



理由2:勤務時間外に行われるため、自分の時間を奪われる

よほど社員思いの会社でない限り、飲み会は勤務時間外に開催されます。
”社員が自発的に参加している”という建前を掲げているため時間外手当(残業代)も出ません。

ただでさえ1日仕事をして疲れている状態で、さらに無給で苦痛を味わうことを強制される。
こんなに理不尽なことはありません。

参加が強制であるならばせめて飲み会手当を支給してほしいものです。



理由3:それなりに高い参加費を自腹で払う必要がある

先ほど述べた通り、”社員が自発的に・・・”という建前上、参加費はほとんどのケースで自己負担です。

苦痛なだけなのにお金が消えていく・・・。

しかも結構な値段の割にそんなにおいしい料理が出てくるわけでもありません。
自分で好きなものを買ってきて家で食べたほうがはるかに安いし楽しいです。



理由4:任意参加と言いながら実態はほぼ強制参加となっている

強制参加だと大々的に明言するケースは近年減ってきていると思います。
しかし任意参加といいつつも実際は参加を断るには高いハードルが存在するのが実態です。

・全員参加前提で、不参加の人だけ手を上げなければならない仕組み
・参加・不参加を返信・記入する仕組みの場合も、なぜか理由を書く欄があり不参加と言い辛い
・不参加にすると「なんで?」と聞いてくる人がいて煩わしい

こうした状況が生まれる理由はおそらくこうです。

・「飲み会は楽しいもの。だから断る人など普通はいない」と考える人が未だ存在する
→理由なく欠席する人に対して「あいつはおかしい」と考える
・「自分も面倒だが参加しているのに参加しないなんて不公平だ」と考える人がいる
→参加しない人は裏切り者と逆恨みされる

狭量で時代錯誤な価値観、足の引っ張り合い・・・
今自分で書いていて悲しくなってきました。
でもこれが実態なのではないでしょうか。



会社の飲み会は本当に必要なのか


ここまで会社の飲み会が嫌われる理由を述べてきました。

実際はほぼあり得ないですが、もし飲み会への参加を断っても一切心理的な負担がない職場があったとしたらどうなるでしょうか。

おそらく参加者は激減することでしょう。

それでも現実に参加者が多いのは、多くの人が様々なしがらみに縛られているからに他なりません。

以前会社の飲み会を企画させられた際、企画を指示した人の言葉が印象的だったので紹介します。
「〇〇さんと飲むの嫌だな。あの人他人の悪口ばっかだもん。でもこれも給料のうちだから仕方ないね」



会社の飲み会は今の時代に合わない。見直しが必要

そもそも会社の飲み会の目的は何でしょうか。

社員同士の親睦を深めること。

これで大方異論はないと思います。

そして今の時代において、”全員参加の飲み会”という形はその目的を達成するにあたって最適なものなのでしょうか。
私はふさわしくないと思います。

なぜなら会社の飲み会は、以下のように変化した今の時代に合っていないからです。

・社員同士のつながりが以前より薄くなり、仕事だけの関係であることが多くなった
・娯楽が多様化し、お酒を飲むことに楽しみを見いだせない人が以前に比べて増えた
・集団で何かをする傾向が薄れ、個人の時間を尊重するようになった

もし私に裁量が与えられたらこう変えます。

■全員強制参加の飲み会は廃止
 ・やりたい人たちだけで自主的に開催する飲み会はどんどんやればいい
■廃止しない場合は以下の条件で開催
 ・勤務時間内で開催
 ・完全任意参加(参加したい人だけ意思表示する形式。不参加の場合は一切反応不要)
 ・飲み会の形式にこだわらない(雑談するだけでも親睦は深められる)

以前別記事でも書きましたが、飲み会もメンバー構成や開催の仕方しだいで楽しいものになりえます。

社員同士の親睦を深めたいのであれば社員が望む形で開催すべきですし、不参加の自由も確保されるべきです。
不参加で構わないと言ってくれる会社に愛着心を持つ人は絶対に多いはずです。



参加が嫌なら断ってしまって問題ない。断る勇気を持とう

先ほど述べた通り、日本の会社員はしがらみに縛られすぎだと思います。
みんな嫌だと思っているのに周囲を気にして参加する。
結果として誰も得しない慣習が惰性で続いてしまう。

この流れは早々に断ち切るべきです。

そのために一番効果的なのは
参加したくない人全員がきちんと不参加の意思を示すこと
です。

勇気をもって意思表示をしましょう。
そうしないと何も変わりません。

「でも断ると仕事がしづらくなるし・・・」
そんなことはありません。
欠席による影響を一番気にしているのはあなた自身です。

同僚たちはあなたが考えているほどあなたが不参加だったことを気にしていません。

仮に不参加が原因で仲間外れにされるような職場があったとしたら、それはその職場が異常です。



(参考)飲み会の上手な断り方10選


飲み会に参加するのが嫌であれば、迷いなく不参加にすべき。
といっても、実際に実行するのはなかなか難しいです。

そこで会社の飲み会の上手な断り方を10個あげてみました。
状況に応じて使い分けてみてください。



前提:事前の準備がとても大切

個別の対策に入る前に1つ意識してほしいことがあります。

それは
事前に準備することが大切
ということです。

多くの人は、飲み会の開催が決定してから「どうしよう」「どんな理由で断ろう」と考えますが、それでは遅いです。
事前に断りやすい状況をいかに作っておくかが極めて重要なのです。

具体的に何をすれば良いかは個別の対策の中でお話しします。



対策1:「この人は来ない人」と周囲に認識される

個人的に最も有効で、最もお勧めしたい対策です。
これができる人は他の対策は不要になります。事前の準備もいりません。

私は飲み会の開催案内がきたら理由を書かず即不参加の回答をするようにしています(参加したい場合はもちろん参加します)。

最初は人によって嫌な顔をされるかもしれませんが、迷いなく続けれていれば周囲も
「この人は参加しない人」
と認識してくれるようになります。

※逆に回答をずっと保留するのは多くの場合NGです。
最終的にどこかのタイミングで出欠を聞かれますし、その場合口頭でのやり取りになることが多いので断りづらくなってしまうからです。



対策2:事前に休暇予定を入れる

飲み会開催日を休暇にしてしまうことで参加を回避します。

現在の職場の飲み会がどのような周期・パターンで開催されるか、傾向をつかめる場合は極めて有効な手段になります。

幹事と仲が良い場合はこんな手も使えます。

あなた「次の飲み会っていつ予定なの?」
幹事「〇日だけど」
あなた「そっか。でもその日休みなんだよなー(※実は今決めた)」



対策3:家庭の事情

・子供の送り迎え
・親の介護

こうした事情を抱えている人は不参加でも角が立ちにくいですし、実際に参加は無理だと思います。

・子供が風邪をひきやすい
・保育園・病院から電話がかかってくることが多い
といったことを普段から周囲に示しておくと、本当は予定がない場合でも断る理由として使いやすくなります。



対策4:体調不良

最も一般的な手段なので特に解説は不要と思います。
いつも使えるわけではありませんが、時折使う分には十分有効です。



対策5:先約あり

対策2と同じで、事前に開催予定がわかる場合は特に有効です。

「何があるの?」
と土足で踏み込んでくる人もまれにいますので、何もない場合は事前に考えて用意しておきましょう。

実際に予定がないのにこの理由を使うことに罪悪感を感じる方は、家での小さな予定(荷物を受け取るとか)でいいので何か予定を入れてしまいましょう。
自分の中で納得いけばそれで問題ありません。



対策6:忙しいので乾杯だけ・・・

乾杯して10~30分程度参加して、その後席を立つ方法です。
あなたが忙しいことを周囲が把握しているとすんなりと使える手です。

毎回断り続けて「そろそろ出ないと気まずい」と感じる時などに使うと良いかもしれません。



対策7:明日朝が早いので・・・

休祝日前に開催される職場では絶大な効果を発揮します。

普段から休日は早朝から出かけていることをさりげなく匂わせておきましょう。
「〇〇さん(あなた)は休日前は無理だから」
という共通認識ができると完璧です。



対策8:お金がない

「じゃあ仕方ないね」
と比較的納得してもらいやすい理由です。

ただ「あの人はお金がなくてカツカツだ」と思われるのが嫌な方は実行できないと思うので人を選ぶ対策と言えます。



対策9:お酒が飲めないので・・・

本当にお酒が飲めない人にとって飲み会の苦痛度はさらに増します。
お酒が飲めないことを普段から周囲にアピールしておくと不参加に対する理解を得やすいです。

もしお酒が飲める人であっても手はあります。
・健康のため禁酒中ということにする
・飲めない人になりきる(あなたのことを誰も知らない就職時、異動時に伝えることが大切)

これで毎回断ることは難しくても、時折断ることは容易になります。

※「〇〇さん(あなた)お酒飲めないからカラオケにしたよ」などと言い出す人が出るリスクがあるので注意が必要です。



対策10:〇〇さんと折り合いが悪くて・・・

幹事と仲が良い場合に使える対策です。
気の利く幹事であればあなたに配慮して本心が伝わらないよう周囲に説明してくれるはずです。

ただこの対策は使える状況が限られますし、使い方次第では職場の人間関係に悪影響を及ぼすものでもあるので参考程度に考えていただければと思います。



さいごに

いかがでしたでしょうか。
多くの人がうすうす感じているように、会社の飲み会は意味のない無駄なものがほとんどです。
飲み会をすべて無くせとは言いませんが、慣習として開催されている全員参加の飲み会はもはや時代に合わなくなっており、むしろ社員にとって負担になっています。

時間に限りのある人生において、自分が望まないことに時間を費やすことほど無駄でもったいないことはありません

・開催可否を判断する立場にある方は在り方の見直しをする。
・そうでない方は欠席の意思を示すことで見直しに向けた流れを作る。

1人1人が少しずつ勇気を出せば必ず世の中の風潮は変わっていくはずです。



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