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犬の飼育数と猫の飼育数が逆転?

以前のコラムで私が猫好きになりつつある(犬も好きですが)という話をしましたが、この傾向、私に限った話ではなく世の中全般的に広がりつつあるような気がしていました。
猫カフェ、猫番組の増加(ちゃんと調べてはいませんが)、動画サイトの猫動画の多さ、などなど本当に猫を目にする機会が増えたなと感じます。

気になって調べてみたところ、どうも実際にそのような流れになっているようです。

一般社団法人ペットフード協会の調査結果(2015年)を見ると、ここ最近日本全体で犬の飼育頭数が減り、猫の飼育頭数がやや増えている、という傾向がわかります。

 推計飼育頭数(2011年)推計飼育頭数(2015年)増減(%)
11,936,0009,917,000-17%
9,606,0009,874,000+2.7%

平成27年 全国犬猫飼育実態調査(外部サイト)
※飼育頭数は「主要指標のまとめ」一番上のグラフ

2015年の頭数を見ると、犬と猫の比率はほぼ1:1になっていて、このままいくとかなり近いうちに 猫>犬 になりそうです。

犬派が減っているのはなぜ?

猫の増加よりも犬の減少が顕著なので、なぜ犬を飼う家庭が減ったのか考えてみました。

・散歩が負担になるから
・犬のほうがお金がかかるから
 ※【生涯必要経費】犬:約122万円 猫:約67万円(平成27年 全国犬猫飼育実態調査より(外部サイト))
・人を噛む、鳴き声が大きい、など近所に気を遣う必要があるから
・猫が注目されるようになった結果、犬→猫への移行が進んだから

どれもありそうです。
特に犬のほうがお金がかかるという点は今の日本の状況と合致していて説得力がある気がします。


犬はサラリーマンに似ている?

ここからは個人的な話になりますが、私が視線恐怖症だった頃に犬か猫どちらか飼うことになったらどちらを選ぶかといわれたら、おそらく猫を選んでいたと思います。

というのも・・・

犬はとても社会性が高く、群れの中での序列を忠実に守る動物です。
あなたを群れの一員と考え、上位者であるあなたの顔色をうかがい命令には忠実に従います。

妻に言わせると
「犬はかわいくて賢いから好きだけど、ちょっとサラリーマンっぽい」
とのこと。

一方猫は(人間の立場で見ると)犬に比べて自由に生きているように見えます。
(もちろん猫の中にもある程度序列のようなものはあるのでしょうが)

エサが欲しくなったら甘えた声で鳴き、満腹になったらすぐに去る。
体をなでてほしいときだけ近づいてきて、満足したらすぐに去る。

欲求に素直で他者に気を遣うことのない猫の姿にあこがれを感じる人も多いと思います。

私としても精神的に疲れ果てている状況では互いに干渉することのない猫の方が気軽に飼えたのではないかと思います。


心の病との関係

近年精神疾患になる人が増え続けています。
精神疾患のデータ(厚生労働省)

私が子供のころと比べると、どんどん人と深く関わることを避ける世の中になってきた気がします(良い悪いは別として)。

人間関係に疲れた人たちが気軽に飼える猫を選ぶようになったことも犬猫逆転の一因かも、とふと思いました。

※繰り返しになりますが、私は犬も猫も大好きです。
 精神疾患の治療にはむしろ1対1で向き合える犬の方がいいのではないか、とも考えています。

(参考)犬を直視できていなかった過去の私。
【実験】The Eye Tribe Trackerを使って視線恐怖症患者と一般人の視線を比較してみました【アイトラッキング】
犬に対してはどうしても猫以上に人に近いイメージを抱いてしまうようです(猫の写真も試しておけばよかった・・・)。


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